40代以上の心にサクッと刺さる本を紹介したいと思います。
・明るい未来が想像できない
なんてことはありませんか?
現在はコロナの影響があり、そう思う人も増えているのではないかと思います。
私も昨年12月から、将来が不安で不安で仕方なくなりました。
ちなみに私は40代です。
不安でしょうがない時に、この本を読むことでかなり救われました。
同じように不安を感じている人がいたら、心のざわつきが少しはおさまるのではないかと思いますので、紹介したいと思います。
55歳からのハローライフ 著者:村上 龍
この本には5つの物語が書かれています。
どのお話の登場人物も中高年が主役です。
中高年というと、ちょうど人生の折り返し地点。
貧困にあえぐ人もいれば、4,000万円も預金があるリッチな人も出てきます。
お金があれば不安なんて無いのではないだろうかと思っていたのですが、みんな何かしらの不安をかかえているのですね。
みんな同じなんだと思うと少し安心できました。
不安があると、誰でも身体の不調や心の不調が出てくると思います。
私も不安でしょうがないと思った時は、簡単なことができなくなったり、なかなか集中できない、胸がドキドキする、息が苦しくなりました。
自分は病気なんだろうかと不安になりました。
お話のなかでも同じように、身体や心の不調がでた主人公が心療内科に行くシーンがあります。
この心療内科医とのエピソードのおかげで、自分は病気ではないのかもと思えて、とても安心できました。
心療内科医のエピソード(ネタバレあり)
58歳の主人公の男性が、ある日喉の圧迫感から始まり、動悸、めまい、下痢など身体の不調に悩まされます。
おいかぶさるように、娘に尊敬されていないのかもしれない、近所の犬の吠え声がうるさくて犬を殺すかもしれないという、強迫観念にも悩まされるようになるのです。
毎朝コーヒーを淹れるのが楽しみだったのに、それもおっくうになり「うつ病」を疑うようになります。
そこで重い腰をあげて、心療内科に行くのです。
心療内科医からは「うつ病」ではないと診断されます。
その後に
・病名を告げられると一種のカテゴライズなので納得する人もいる。
・完全に健康な人は非常に少ない
・程度の差はあっても、誰でも何かしらの不調を抱えている
という話しがあって、とても納得できました。
それに、娘に尊敬されていないのかもしれない、犬が苦手だったのは、思い起こせば昔から感じていたことだったのです。
心療内科医の
「人間は想像しますから、ときどき気持ちが弱くなったときなどに、想像に苦しめられることがあります。想像に苦しめられている人は、不安や恐れを、そのことで消費しているという考え方もあるんです」
というところで、とても納得しました。
まとめ
40代以上の人で、心に不安が広がってきた時には是非読んでみてくださいね。
少しは不安が解消できるかもしれません。
そういえば、私が20代の頃会社の上司に
「何も不安が無さそうでいいね。40代にもなると死を間近に感じるようになり、将来が不安になってくるんだよ」
と言われたのを覚えています。
40代以上になると、多くの人が不安を感じるようになってくるのかもしれないですね。
■不安を少しやわらげる方法も見つけたので、記事で紹介しています。
良かったら読んでくださいね↓
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負のスパイラルになるので、半ば強制的に外出。
海を見て、野山の植物を見て季節の花々を観察する。
それだけでも現実逃避になるのは必要ですからね。— さざなみ (@Okinawensis) January 11, 2021