琉球切手とは何かが知れる「琉球切手展」が、ゆいレール壷川駅前にある「那覇中央郵便局」の2階にある、「沖縄郵政資料センター」で開催されているのをご存知でしょうか。
「沖縄郵政資料センター」30周年を記念して開催されているイベントです。
美しい琉球切手が、常設展示では単品で展示されているのですが、「琉球切手展」では切手シートで130種類が展示されているのです。
稀少価値が高い「久米島切手」の現物も展示されているので、是非観に行ってくださいね。
入場料は無料です。
個人のブログやSNSで発信するのは良いということで、写真撮影の許可は取ってあります。
目次
琉球切手とは?
琉球切手とは、昭和20年の敗戦後にアメリカ軍統治下で、昭和23年から昭和47年の沖縄が本土に復帰するまでに発行された、248種類の切手の事です。
切手をよく見ると、通貨が円(えん)ではなくセントで表記されています。
琉球切手のデザインは、沖縄在住の画家やデザイナーが手掛けており、年賀切手や琉球の花、貝、熱帯魚、天然記念物をモチーフにしたもの、民具や民族行事、組踊り、偉人や空手シリーズもあり、デザインは多岐に渡っております。
その中の一部を紹介いたします。
沖縄三大名花の琉球切手
沖縄三大名花は「オオゴチョウ」、「デイゴ」、「サンダンカ」で全て赤いお花です。
オオゴチョウ
デイゴ
サンダンカ
沖縄が発祥の地である空手の琉球切手
沖縄は、空手の発祥の地と言われております。
空手シリーズの切手もありました。
稀少価値が高い「久米島切手」の現物が見れる!
昭和20年に久米島は米軍に占領されました。
米軍指揮官が、郵便業務を再開するようにということで作られたのが「久米島切手」です。
米軍の方がガリ版で印刷をして作った切手です。
その後、久米島は沖縄民政府に編入されたため、久米島切手の使用が停止されてしまいました。
約6カ月の間に実際に売れたのは144枚で、その貴重な1枚の現物が展示されているのです。
希少価値が高くて値をつける事ができないそうです。
このようにケースに入って展示されております。
久米島切手を目当てに、沖縄郵政資料センターを訪れる方が多いと伺いました。
昔の通信手段は「のろし」だった
海に囲まれた琉球は、昔からアジア諸国などとの交易が盛んでした。
外国からの船が来た事を知らせるための手段は「のろし」です。
そのため、離島の島々には烽火台(のろしだい)がありました。
外国の船が近づくと、どこの国の船が何隻来たかという事をのろしで知らせます。
久米島→渡名喜島→座間味島→渡嘉敷島と次々にのろしのリレーが続きます。
沖縄本島では、浦添や小禄から首里城に伝えられ、迎え入れるおもてなしの準備をするのです。
そののろしを上げる様子が、ジオラマで見る事が出来ます。
今でも琉球王朝時代の烽火台(のろしだい)や遠見台が各地に残っているそうです。
30周年記念品を貰った
沖縄郵政資料センターが30周年のため、記念品を貰いました。
ポスト型の可愛い貯金箱です。
パンフレットには、琉球切手を貼ってもらい、訪れた日付のスタンプも押してもらえますよ。
沖縄郵政資料センターの場所
沖縄郵政資料センターは、那覇中央郵便局の2階にあります。
那覇中央郵便局の入口です。
入口にある掲示板の沖縄の赤瓦が、「〒」マークになっております。
那覇中央郵便局の2階です。
このまま進んで行くと、沖縄郵政資料センターの入口が見えてきます。
沖縄郵政資料センター
〒900-8799
沖縄県那覇市壷川3-3-8 那覇中央郵便局2階
交通 ゆいレール「壷川駅」下車徒歩3分
電話番号 098-854-0255
入場料 無料
開館時間 10:00~16:00
休館日 土曜・日曜・祝日、12月29日~1月3日
まとめ
・「琉球切手展」が那覇中央郵便局で2024年4月~6月末まで開催しています
・琉球切手は、昭和23年から昭和47年の沖縄が本土に復帰するまでに発行された、248種類の切手で、通貨はセント、デザインは多岐に渡っています
・常設展示でも「琉球切手」の展示はありますが、単品の展示となり、切手シートで観る事ができるのは、この期間だけなのです
・希少価値が高い、久米島切手の現物を観る事ができますよ!
・昔からアジア諸国などとの交易が盛んだった琉球の通信手段は「のろし」でした
・沖縄郵政資料センターが30周年のため、記念品を貰えました
・沖縄郵政資料センターは、那覇中央郵便局の2階にあり、ゆいレール「壷川駅」下車徒歩3分です
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